IT導入補助金とは?

生産性の向上に役立つITツールの導入経費の一部を支援する補助金です。
ITツールとは、パッケージソフトの本体費用、クラウドサービスの導入・初期費用などを指します。
通常枠とデジタル化基盤導入枠があります。

1.IT導入補助金の対象

■ すでに創業している

申請する時点で、日本国において登録されている個人または法人であり、日本国内で事業を行っている必要があります。

■ 企業規模が条件を満たしている

業種によって資本金と従業員数の上限がそれぞれ定められており、いずれかが基準以下であれば対象です。例えば、製造業、建設業、運輸業、ソフトウェア業は資本金3億円以下、従業員数300人以下が条件。またその他サービス業は資本金5,000万円以下、従業員数100人以下、小売業は資本金5,000万円以下、従業員数50人以下と、業種によってかなりバラつきがあります。

■ 地域別最低賃金以上である

申請の直近月において、申請者が営む事業場内最低賃金が法令上の地域別最低賃金以上であることが必要です。

2.補助金の金額と補助率

■ 通常枠

補助金は30万円~450万円、補助率は1/2以内

■ デジタル化基盤導入類型

補助金5万円~50万円の場合、補助率は3/4以内  or 補助金50万円超~350万円の場合、補助率は2/3以内

通常枠はソフトウェア購入費、クラウド利用料、導入関連費が対象。デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)はこれに加えハードウェア購入費が対象です。